フリーランスになってからやらずに良かったこと

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こんにちは。

フリーランスとして独立したのが、2018年の年明けでした。
当時勤めていた会社が、他社に売却されることが決まっていて、今後の先行きに不安を感じていました。

すでにこのブログでも書いていますが、メンタルダウンも経験していたので、たとえ会社が買収されずに存続し、私が残り続けても出世は望めませんでした。

さすがにその頃になると、会社員としての伸び代がほとんどない場合にはずっと居座り続けるのも違うな、と思っていました。幸い、最後にお世話になった会社では、メンタル不調になったからといって、退職に追い込んでくる上司ではなかったので、ゆっくり考える時間はありました。

転職しようか?最初はそう考えて数年ぶりに転職活動をしましたが、当時の状況では希望する働き方は難しいことがわかりました。

もうそれなら独立して、フリーランスでやっていくしか道はない。その時、ようやく決心がついたと思います。

時間があったことで、家族にも説明して理解してもらう時間は十分にありましたので、その点は良かったと思っています。

しかし、元々独立したくてフリーランスになったのではないし、メンタルダウンを経験していたので、フルコミットできない状態からの船出となりました。

今、このブログを書いているのは、2025/02/09ですので、すでにフリーランスとしては、8期目になっています。

なんとか生き残っているというのが正直な気持ちですし、安定感は全然ありません。でも、会社員には戻りたくない自分がいます。この働き方の方が自分にとっては良いと感じます。

なんとかここまで来れたのは、もちろん自分一人の力ではないですが、同時にあまりリスクを取らなかったからだと思うようになりました。

世間では独立開業というと、「とにかく稼ぐ」、「目指せ、年収〇〇〇円」、「〇年目に法人化」などのキラキラキーワードが好まれます。

でも私はといえば、会社員というキャリアの行き詰まりから、消去法的に選んだに過ぎません。とにかく生き残って自分で納得できる仕事人生を送ることが最優先でした。

だから、キラキラキーワードに惹かれたわけではないので、皆がするのような以下のことはしませんでした。

  • 住居とは別に事務所を借りない
  • 貯金を切り崩すことをしない
  • 事業資金を金融機関から借りない
  • 外注を極力控える
  • 先行投資が必要な事業はしない
  • 法人化しない
  • 一旦、贅沢な趣味を手放した

いわば、相当ドケチなマインドで今まで過ごしてきたと思います。

独立したから、事務所を借りたい、とか、少し売上が立ったから法人化を目指そうと思わなかったのは、私の性格によるところが大きいのですが、今改めて思うとそれで良かったと思っています。

自分一人で外注をほとんど使わずに、できる範囲の仕事をコツコツやる。目の前のお客様の役にたつサービスを提供するために最善を尽くす。

少しずつでいいから新しい取引先を増やす努力をする、仕事が少ない時は新しい技術の勉強したり、資格取得するなどの自己研磨を怠らない、この非常に地味な活動が今に繋がっています。仮に事務所を借りたり、固定費が発生するようなビジネスをしていたら、自己研磨どころではなかったと思います。

私は生涯現役を目指したいと思っていますが、65歳をひとつの区切りとすれば、あと20年程度。

焦らず地道にこれからも頑張ろうと思います。

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