こんにちは👋
今日のブログは久しぶりにブックレビュー(読書感想文)を書きたいと思います。
今回、読んだ本はこちら。
「普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門」

目次
序 章 今日から投資家になるあなたへ
第1章 投資の目的は、お金「ではない」
第2章 誰でも楽しく投資ができる「二刀流」節約術
第3章 負けない投資の基礎知識
第4章 コアを固めて負けないポートフォリオをつくる
第5章 コア・サテライト戦略で投資のプロに勝つ
終 章 投資家の一歩を歩み始めたあなたへ
読んだ感想
まず結論からお話すると、とても良い本だと思います。
私を含めたごく普通の庶民の立場の方でも投資で一定の資産を作ることが可能であり、それを実現するための方法も丁寧に解説されています。
大きな初期投資も不要で、著者の方が「コア投資」と呼んでいる安定して資産を増やす投資法についての説明がありますので、これから投資を始めたい方や、私のように投資はしているけど、なんとなくやってきた、という方にはおすすめだと感じました。
しかし、ブログ記事まで書いてこの本を紹介しようと思ったのは、投資を始める前の心構えについて記載されている、第1・2章の部分です。とても為になる考え方だと思いますから紹介します。
投資への向き合い方「投資と仕事はクルマの両輪」

まず、投資の習慣を身につけることで、本業でもある仕事へのプラスの影響も大きいと著者は指摘します。
- 数字を読むセンスが身につく
- 情報収集力や情報分析力が身につく
- 判断力が上がる
- 仕事に強弱をつけられるようになる(時には損切り)
- 売れる商品やサービスがわかる
- 成長する業界と衰退する業界がわかる
- ものごとを俯瞰的に見られるようになる
- 世界のトレンドが読み取れるようになる
ビジネスパーソンとしての地力が高まるそうです。本業での収入が増えれば生活の質も上がり、投資の種銭も増やすことができます。
その一方で、「節約」も投資デビューの間もない時には重要だそうです。
著者の場合には、先週使ったお金の流れを書き出してみて、価値のランク付けを行い、自分にとって価値のない(少ない)支出を減らすことで、無理なく節約できるそうです。
- 雰囲気で行ってしまう、スターバックス
- コンビニに寄って、必要以外のものが目に留まって、ついつい買ってしまう。
- 惰性で参加して楽しめない飲み会
自分にとって価値の高い支出を無理して削るのではなく、ぼんやり、ついつい使っているお金を見直すことで長い期間で見た時に非常に大きな節約効果があると言います。
コア・サテライト投資で着実に資産を増やす
本題の投資に関する解説で非常に勉強になった考え方もご紹介します。
- コア投資
- 全体の70%以上。選択肢は「投資信託」で積立NISAで運用するのがお勧め。
- サテライト投資
- コアよりもリスクを取りつつも、大きなリターンを求める投資。個別株やETF(上場投資信託)
私自身、個別株の取引に面白みがあるため、ついついあちこちの個別株に目移りしてしまい、勝率は高くありませんでした。
この本を読んでから上記の解説にあるように、コア部分で70%以上の比率を守るように投資方針を切り替えています。
まとめ
個人投資家の中には天才的な才能、センスを持っていて、有名な方もいますが、大抵の凡人は真似できませんし、真似したところで勝てる保証はありません。要するに再現性が低いと思います。
この本の著者の桶井道さんは、私も普通の人、とご自分でおっしゃるように、基本的にはお仕事を持っている現役世代の方であれば、同じ考え方、手法で資産形成ができる可能性が高いと思います。