メンタルダウンしたら何かを諦める必要があるという現実

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こんにちは。
私は過去にメンタルダウンを経験しました。

もう10年以上前の話ですが、IT系のベンチャー企業(といっても東証マザーズに上場しましたが)に勤めていた時のことです。

今思えば、かなりのパワハラだったと思います。

目眩、はきけ、食欲不振、上司との会話で呂律がまわらなくなる、メール文章が何度読んでも理解できない、などの明らかに抑うつ状態になったため、診療内科を受診。薬でごまかして、仕事を続けるものの、ある日突然仕事に行けなくなりました。

しばらく休職をしたのち、復帰するのは会社側の受け入れ体制がなかったので、転職することにしました。
それからしばらくの間も会社員を続けるわけですが、その間に病気になる前までの状態まで回復できたという実感がなく、今後もフルタイムの会社員として働くのは無理かなーと思っていた35歳の時、その当時所属していた会社が他社に売却され、環境が激変することは自分のメンタルに悪影響を及ぼすと察知しましたので、フリーランスになりました。

元々、フリーランスへの憧れはあるにはありましたが、そうせざるえなくなったというのが実情です。

私個人の考え方ではありますが、メンタル的な不調を抱えながらも、フルタイムで働き続けるというのは、かなり無理ゲーな気がします。

昨今では企業側の理解も進み、上司から部下へのパワハラは言語道断ですし、従業員が精神的不調になった場合の会社側のケアもしっかりしていると聞きますが、実態は職場によって様々だと思います。

会社側の配慮があって、段階的な職場復帰や仕事内容を調整してもらえるなどの配慮がない場合には、復帰するにしても転職するにしても健康な人と同じように働くことを求められます。

会社員としてフルタイムで働くということを私は諦めたわけですが、そうすると困るのがお金の問題だと思います。

収入が少ない時はなんとか節約してやりくりするか、副業や投資などの本業以外での収入を増やすなどの対策が必要なのですが、精神的な不調の時はどれも厳しいと思います。

でも、私の経験をお話しますと、これもまた良い機会なので、今までなんとなく、お付き合いだからと言った理由でお金を使っていたことを断捨離する良い機会だと思います。

  • 仕事関係で断りにくい飲み会、懇親会などのお付き合い
  • 自炊は面倒だからどうしても増えてしまう外食
  • 家賃が高いのに狭い、そして騒がしい都心での生活
  • ストレス発散とか自分へのご褒美にと定期的に行く旅行
  • 使う頻度が少ないのに移動が楽だからという理由で所有しているクルマ
  • オフィスに出社するためにどうしても買い足しが必要になる洋服

私は晩酌が好きですが、複数人が集まる飲み会はあまり好きではないので、親交を深めたいと思える人とたまに(3ヶ月に1度くらい)行く程度で良いです。

旅行は元々苦手です。
自分の住む街にも少し自転車で遠出すれば、素晴らしい景色や風景があるのに、お金を使って遠くに行く必要はないと思ってしまう自分がいます。

そして、自分の生活で好きなこと、必要なものはお金がかからないように工夫しています。

  • 付き合いの飲み会に行く回数を減らして、たまに行くカフェのモーニング
  • 生まれ故郷に戻って安価な家賃で負担の少ない田舎生活
  • 近所にある日本庭園のある公園に季節毎の移ろいを楽しむ
  • 時間の余裕が生まれて、自炊をして美味しいご飯をゆっくり楽しむ
  • フリーランスになったので、仕事が落ち着いている時には、趣味の自転車を楽しむ

人それぞれ状況は千差万別でしょうし、価値観も違いますので、これをしたら良いという処方箋はありませんが、冷静に落ち着いて考えることで、自分にとって必要なもの、不要なものを選別できるようになると思います。


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