カテゴリー: 読書

  • 読書感想文「ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門 「自分年金」を増やす最強の5ステップ」

    読書感想文「ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門 「自分年金」を増やす最強の5ステップ」

    こんにちは。
    本日は、最近読んで良かったと思える本のご紹介です。

    ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門 「自分年金」を増やす最強の5ステップ

    個人投資家のかんちさん株式投資の指南本。実家が特別の資産家というわけではないそうですが、消防士の仕事の傍らでコツコツと投資を続けられ、13年前に消防士を早期退職され、今は専業投資家として活動を続けられておられます。

    投資に対する考え方、元手資金が少ない状態から計画的に資産形成するステップ別のお金の増やし方が非常に参考になりました。

    目次


    PROLOGUE 元消防士が年間配当2000万円
     売れない営業マンから消防士へ転身
     親父から叩き込まれた“株の帝王学”
     資産2億円を超えたところで大災難に襲われる
     起死回生の信用取引で大失敗
     退職後13年間で資産3倍に成長
     投資割合は「高配当株5:優待株3:成長株2」
    PART1 かんち式 高配当株を探す5つのステップ
    ステップ1 「配当利回り3.5%以上」の銘柄を抽出
    ステップ2 「増収増益・増配」の銘柄だけを絞り込む
    ステップ3 「PER×PBR=15倍以上」の割高株を除外
    ステップ4 「一時的な要因で株価上昇」の銘柄を除外
    ステップ5 厳選した銘柄を株価が下がったところで買う
    PART2 10万円から始める「自分年金」1億円への道
    ステージ① 資産10万~100万円
     【まずは投資より節約するほうが効果的】
    ステージ② 資産100万~1000万円
     【一気に増やそうとせず、あくまで分散投資】
    ステージ③ 資産1000万~3000万円
     【配当金だけで毎年1銘柄増やす】
    ステージ④ 資産3000万~5000万円
     【年120万円の配当金を再投資】
    ステージ⑤ 資産5000万~1億円
     【FIREするなら資産2億円を目指す】
    PART3 かんちオススメ!「最強の高配当株✕優待株」36
    かんちオススメ!「最強の高配当✕優待株」
    かんちオススメ!「安定の高配当株」
    かんちオススメ!「値上がりも狙う優待株」
    かんちオススメ!「値上がりは狙わない優待株」
    PART4 かんち流「買い」「売り」9つの法則
     株の3つの買いどき
     株の6つの売りどき
    PART5 生活費をすべて株でまかなう投資術
     買い物も外食もすべて優待券を駆使
     コメや金券など優待品で日常生活をまかなう
     優待品を貯めておく“優待部屋”
     「信用取引」を活用して値下がり株を狙う
     株主優待をゲットする「優待クロス」
     暴落時の“買いどき”を逃さない
    EPILOGUE 投資以前に大切なこと

    この本が良かったところ

    投資に対する考え方

    著者が元々特別のお金持ちというわけではなく、またデイトレードのような短期での売買を繰り返して資産を作ったわけではなく、消防士としてのお仕事をしながら、コツコツと投資を続け、仕事が忙しそうな消防本署への異動辞令が出たことをきっかけに早期退職したという生き様にとても惹かれました。

    私自身も投資を続けていくならば、かんちさんのような投資家生活をしたいな、と思いました。専業投資家に転向された後も、スポーツジムに通うため、相場の開いている間はパソコンにかじりついているわけではないそうです。

    自分自身の人生を豊かにする手段として、投資をする。という考え方に共感しました。
    昨今、SNSではお金を増やすことが目的化している情報に溢れていますが、あくまでお金は充実した幸せな人生を送るための手段だと改めて考えさせてもらいました。

    ステージ別の資産の増やし方

    投資に対する考え方だけでなく、PART2 「10万円から始める「自分年金」1億円への道」という部分も少ない投資金額から資産形成する具体的なステップが丁寧に説明されており、非常に参考になりました。

    元手資金が少ない人であっても、年間100万円ぐらいを投資に回すことができれば、30年後に資産1億円は難しくないと著者は言います。そのためには日々の生活で節約を心がけ、入金力を増やすことが大切だそうです。

    分散投資でリスク回避

    運用する資金が少ないうちに、銘柄を絞って投資を続けたり、急激な値上がりを期待して成長株に投資するのではなく、あくまで高配当株や優待株への分散投資をすることを著者は勧めておられます。ちなみに、著者は「高配当株:5、優待株:3、成長株:2」という比率を守ったポートフォリオを組んで運用しているそうです。

    私もこれまでに成長株に投資して、予想に反して値下がりして悔しい思いをしたこともあるので、ベテラン投資家でも難しい成長株に投資するのではなく、高配当株と優待株のみに投資しようと心に決めました。

    まとめ

    他にも非常に参考なる投資手法の紹介があります。個人投資家の方が書かれた書籍の中ではダントツでわかりやすく、有益な情報が書かれているので、繰り返し読んでいます。

    気になる方はぜひ手にとって読んでみてください。

  • 読書感想文「会社を辞めて生き方を変えることにした」

    読書感想文「会社を辞めて生き方を変えることにした」

    こんにちは。
    本日は、最近読んで良かったと思える本(電子書籍)のご紹介です。

    2024年の前半で読んだ本の中で、一番良かった

    すずひら『会社を辞めて生き方を変えることにした』

    著者は大学卒業後に、IT業界に入って会社員となったが、13年で会社員としてのキャリアに終止符を打ち、現在は神奈川の田舎と呼ばれる地域でのんびり暮らしているフリーランスの方。

    私がこの電子書籍に惹かれた理由は、境遇が少し私と似ていたからです。

    具体的に言えば、大学卒業後に会社員と経験されておられ(同じIT業界)、会社員としてのキャリアに疑問をもち、メンタルダウンも経験し、今はフリーランスになって、日々の生活を大切に、自分の納得いく生活を心がけている。という部分です。

    もっとも私は、すずひらさんのようなエリート会社員ではありませんでしたけどね。

    本の内容を一言で表現するならば、「会社員生活から卒業して、残りの人生を後悔しないように生きると決めた人の試行錯誤」といったところでしょうか。

    私もそうですが、会社員として自分の中では会社で結構真面目に働いていたのに、昇進できず、メンタルダウンも経験して報われなかったという悔しい思いは心の奥底にありますし、フリーランスになったはいいいものの、周りと比べて「これでいいのか?」と自信を失うこともあります。

    すずひらさんの試行錯誤のエピソードは、会社員としての人生に疑問をもつ多くの人の参考になるのではと思います。

    私が共感できた部分を2つご紹介します。

    お金に対する考え方

    お金は自分が納得できる生活するための手段であって、お金を稼ぐことそのものが目的になっているという現代の風潮に著者は疑問を投げかけます。

    自分が納得できる生活を維持する前提で、不要と思える部分や優先順位の低いと思える部分への支出を削っていく。

    そして、納得できる生活に必要なお金を稼ぐ方法を模索する。一昔前に比べてインターネット上で稼ぐことも不可能な時代ではない。一筋縄にはいかないが試行錯誤する余地はあるというのが著者の意見です。

    副業プラットフォームはとりあえず登録して待つのが正解ではないかと思う

    住む場所について

    住む場所についても、会社に通勤するためという理由で家賃の高い都市部に住んでいるなら、郊外・田舎に移住するという選択肢もあって、固定費になってしまう家賃の負担が少ない場所の方がストレスなく生活できると著者は言います。東京を離れて、札幌に2年半、その後に神奈川県にお住まいになられているようですね。

    私自身の経験で言えば、20年くらい前の新卒時代に九州の福岡に勤務することになった時には、Amazonもなく、カーシェアもなく不便な生活だった思い出がありますが、今は便利な時代になりました。
    今は大阪の郊外(故郷のまち)に住んでいますが、不便はないですし、東京に比べたら家賃は、半分か1/3くらいで収まっています。

    住む場所については、他のブログ記事でも書いています。

    「自分の人生、何か違う」と思ったら、新しい人生が始まるのかもしれない


    時代的な風潮の部分が大きいと思いますが、ほんの10-15年くらい前までは、(時に男性の)社会人たるもの、正社員としてバリバリ働き、30代半ばで、職場では管理職に昇進、家庭では結婚し、子供を授かり、家を買う。
    そして、平日は家族のために懸命に働く。

    私もこんな人生を歩むのかな、と思っていましたが、どうやらそうではなさそうです。だからと言って、自分の人生が終わったわけではない。

    今、私はフリーランスの身分でIT関係の仕事をしています。

    自分が納得できるサービスを必要な人に、適正価格で提案し、ご納得いただいた方とだけ、仕事をするようにしています。

    でもこれって会社員だったらできないことが多いです。
    もちろん、売上が最優先ではないので、仕事が少ない時もありますが、その時はバイトなり、委託の仕事なりで生活費をまかなうようにしています。幸いにも家族(妻)も理解してくれていますし、ずっと共働きなので、すぐに生活に困ることはないです。

    これからも試行錯誤を続けながら、私も残りの人生を楽しみを見つけたいと思います。

    メンタルダウンしたら何かを諦める必要があるという現実

PAGE TOP